

先生が見本を描いたらきっとみんな上手な作品が出来上がります。
でも、「オリーブの木」はできるだけ生徒一人一人の力を引き出すため、あえて、出来るだけ、見本を描いたり手入れをすることはしません。
例えば子供の絵画では、
- 「腕っていつも曲がっているよね。真っ直ぐな時ってあまりないよね」
- 「頑張っているとき、眉毛はどうなっているかな?口はどうしているかな?思い出してごらん」
- 「目が下を向くと、ほら、まつげも下を向いているね。」
- 「指は大切だね。絵を描いたり、ものを食べたり、すべての指を使ってみんな生活しているね」
その時々、会話をしながら制作をします。
| 絵を描くことは表現することです。 楽しかった・がんばった・辛かったなどの自分の体験や、きれいだなぁ・すごいなぁという感動を伝えるために、様々な表現を工夫します。 子供一人一人の個性が最も出る、大切な部分です。 もちろん、正しい道具の使い方を身に付けてこそ、より自由な表現につながると考えます。 |
| 絵は写真とは違い、描く人の個性を交えながら色や形を自由に表現することができます。 描いている瞬間、オリジナルのストーリーが次々と生まれてきたり、場面が移り変わって、絵がどんどん賑やかになったり・・・思いがけないおもしろさがあります。絵を通して気持ちや感動を自由に表現する楽しさは、想像する楽しさでもあります。 想像する力は、作品作りに留まらず、身近な人間や生き物、植物などに対して慈しむ気持ちにもつながってきます。 |
| 自由に楽しく描くことはもちろん基本です。しかし同時に、一生懸命、一本の線さえも大切に考えながら描く気持ちが必要です。 線を描き、色を選んで時には混色して塗る、それはとても疲れる作業です。しかしまた、心地よい緊張感のある時間でもあります。 真摯に画用紙に向かい合うことで培われた集中力と考える力は、成長する上での様々な場面で必ず役に立ってきます。 |
| 作品を作ることはとても大変。しかし、その大変な過程を経て作品が完成することはかけがえのない喜びです。また、そのがんばりと成果に対して周りから惜しみない賞賛の言葉があれば、本人にとって自信へもつながります。たくさんたくさん褒めることはとても大切なことです。 その自信や喜びは、やはり絵に限ったものでなく、生活全般に生かされると信じています。 |
| 自分の気持ちを画用紙に表現したり、工作で手や指を使うことは、とても良いかたちでの心の開放に繋がります。更に、褒められ、認められることで気持ちはより満たされます。 これは運動や音楽も同じです。 それは、理解ある恵まれた環境であればあるほど、より自然に感情を発散し、開放することができます。 |
これらは大人も子供も同じです。
絵画を通して5つの感性をやしなうお手伝いが出来たらうれしい、そんな気持ちで常に生徒さんと向かい合っています。

